2019年10月14日〜17日度 特別企画 (初日、二日目)


2019/10/31  園田憲章

                  
甲武信岳(2475m)・瑞牆(2230m)山・金峰山(2599m) 

                                                




初日

◎実施日:2019年10月14日(月)    移動 
◎天候: 曇り一時雨  
◎参加者: 4名  井田、前田、森本、園田
◎行 程: JR「守山」駅前から車で名神に入り、多賀SAで森本さんをピックアップ。
        小牧から中央道に入り、長坂ICで高速を降り、長野県南佐久郡川上村「白木屋旅館」へ移動。


        過去2年、台風や天候により実施できなかった企画。今回も19号でどうなるか危ぶまれたが、13日には多くの被害を残し、過ぎ去ったので実施することにした。
高速道は渋滞もなく順調に進む。雨が降 ったりやんだり。中央道の内津峠PAで偶然、元機械部の林さんと出合う。
飯田にリンゴを買いに行か れるとのこと。中央道では多くの高所作業車が列をなして進んでいる。
長野の被災地に復旧作業に向か われるようである。長坂ICで高速を降り、白木屋旅館に15時ごろ到着。


二日目

◎実施日:2019年10月15日(火)   甲武信岳
◎天候: 曇り
◎参加者: 4名  井田、前田、森本、園田 
◎行 程: 毛木平登山口(1460m)7:21→7:52 林道終点7:58→8:24 小休止8:29→9:35 ナメ滝9:45→
            10:03(2000m)→10:56 崩落地を高捲きしルートへ11:11→11:37 千曲川水源地(2226m)
            12:08→12:42 渡渉→13:17(2000m)→13:32 ナメ滝13:41→15:15 毛木場登山口
      


        台風19号が去って間がなく、さすがに登山者は他にいない。倒木と西沢の増水が気にかかるが、行 けるところまで行くことにする。
最初の林道はところどころ荒れているが、歩きやすい。熊よけのため、 笛を吹きながら進む。十文字峠への分岐を過ぎ林道終点へ。
ここからは傾斜も増し、西沢左岸を上る。 ナメ滝とは岩肌を薄い皮膜のように水が流れる滝であるが、さすがに今日は激流である。


         ナメ滝から先に行くと、右岸に渡るところあり。普通なら簡単に渡渉できるが、今日の水量では傾い た木橋を渡らざるを得ない。
落ちないように注意して一人づつ渡る。右岸を流れにそって上っていく。 何か人の声が聞こえたようだが、空耳か。熊よけの笛を吹く。
と、急斜面の木立のなかに、おじさんが おられる。 この先は登山道が崩落しているので、高捲きせよ、とのこと。
聞くと甲武信小屋のご主人で ルートの確認に来られており、崩落地を高捲きするルートを開かねばならないとのこと。
ご主人のとこ ろまでよじ登り、ついていくことに。崩落地を回避してルートに戻る。帰路をどうするか?
ご主人は使 用禁止の苔むした橋を渡り、左岸を下り、渡渉すればいい、とのことながら、どこで渡渉するか。
渡渉 ポイントを探す。流れがやや狭まったところで、ご主人が倒木を渡し、それを手すりに片足を流れに突 っ込み渡れるから、とのこと。なんとか下山ルートも確保。
ご主人にお礼を言って、先に進む。


         再びルートを上っていく。やがて千曲川水源地に。ここでおにぎりでお昼にする。
ここから標高差250  mほどで甲武信の山頂。1時間ほどか? 3時半迄に毛木平登山口に戻らねばならず、残念ながらここ から引き返さざるを得ない。
水源地はチョロチョロ流れ出す場所であるが、今日は更に上部から流れ下 ってくる。甲武信小屋のご主人もこんな水量を見るのは、はじめてとおっしゃっていた。
ここまで新し い倒木はなく、19号は雨台風であったようだ。 水による被害が多い。
水源地で千曲川下流の氾濫が収ま るよう祈り、下山に。


          下山開始後、まもなく崩落地に。使用禁止になっている橋を一人づつ渡り、下る。やがて渡渉場所に。ここで、スパッツを付け渡渉に備える。
スパッツを持たない人はごみ袋に片足を入れ固定する。渡した倒木をささえに、思い切って深みの岩に片足を入れすばやく渡る。靴の中まで水は入らず。
一番の難所はクリアした。次の難所の傾いた木橋も無事渡り、どんどん下って、登山口にはリミットの15分前に到着。
またいつの日にか、甲武信岳はトライしたいと思いながら、車で信州峠を超えて、瑞牆山荘に向かう。瑞牆山荘も登山客は我々のみ。
夕食のメインは自家製のローストビーフである。



1  毛木平をスタート
2  はじめはなだらかな歩きやすい道
3  千曲川源流まで4Kmの標識で小休止
4  増水した西沢に沿って上る
5  道は荒々しくなってくる
6  ナメ滝に到着
7  西沢に沿って更に上る
8  出来れば渡りたくない、傾いた木橋を渡る
9  甲武信小屋のご主人に案内され、崩落地を回避
10 難所を過ぎ、千曲川水源地を目指す
11 千曲川、信濃川水源地でお昼
12 水源地で全員
13 渡渉場所でスパッツを付ける
14 渡渉
15 無事渡渉し、スパッツをはずす
16 甲武信小屋のご主人とボッカされてきた奥さんと
17 高捲きへ
18 再び傾いた木橋を渡る
19 ナメ滝まで下ってきた
20 ようやくなだらかに
21 大山祇神社を過ぎ
22 歩きやすい林道を下るのみ
23 毛木平登山口に到着
24 瑞牆山荘に向かう途中で瑞牆山を見る
25 瑞牆山荘での夕食、客は我々のみ

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